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「■ 刀剣乱舞 短編」
▼ 薬堀

【薬堀】やきもちととばっちり

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* 薬研×堀川ですでに出来上がってる二人
* 残念クオリティ(いつものこと)
* 偽者感MAX(まだ各々の性格が掴みきれてない)
* ちょっと燭台切×一期臭有り



「ふー……」

たらいの中いっぱいの洗濯物を洗い終え、堀川が一息吐く。
あまりの量に、薬研が手伝いを申し出てくれたのだが彼は今日手合わせの予定が入っていた。
元々、こういう仕事が好きなので気にはならなかったが、やっぱり恋人という関係になった薬研の言葉は嬉しかった。

「今日は、薬研は手合わせだったかな」

短刀であり小柄な薬研は相手の懐に飛び込む戦法が多い。
なので、負傷も一番隊の中では多い部類に入る。
彼が強いのは良く分かっているが、大切な人が傷つくのはやっぱり見たくなくて。
手合わせとはいえ、怪我をする可能性もあるわけで。

「(早く戻ろう)」

重くなったたらいを抱え、少し小走りに本丸に戻ることにする。
相棒の和泉守からは、『過保護すぎるんじゃねぇか?』と何度も言われるが恋人なら構うのが当然ではないかと思う。
思った以上に急いだようで、息が切れていた。
洗濯物を干しに向かう中で、堀川は目当ての人物を見つけた。

「やげ……」

名を呼びかけて、薬研の目の前にいる人物を見つけて声が止まってしまう。

「手当てありがとな、いち兄」
「いいや、これ位気にしなくていい。……むしろ、もっと頼ってもいいんだぞ?」
「え……」
「兄弟達はお前に甘えっきりだが、お前が甘えられないだろう?」
「いち兄……ありがとう」

薬研の前にいるのは、彼の兄である一期一振。
優しい笑みで薬研の頭を撫でてやっていて、薬研も照れ臭そうに笑っている。

「(何か……やだな)」

もやもやする。
あの二人は兄弟で、そんな気持ちは無いと分かっていても面白くないと思う気持ちは止まらなくて。
嫉妬だと、分かっている。
……だけど。

「あれ、堀川くん?」
「……あ」

一人で悶々と考えていたら、一期に見つかってしまった。
一期の言葉に、薬研も堀川に気付いたようだ。
先程考えていた内容を思い出して、堀川は気まずそうに視線を彷徨わせる。

「国広、洗濯物、干すんだろ?手伝うぜ」
「あ、うん……ありがとう」
「じゃあ、いち兄」
「うん」

去っていく薬研と堀川を見送りながら、クス、と一期は笑う。
そういえば、薬研は堀川には甘えているなと思う。
世話焼きの堀川に、同じく世話焼きの薬研。
堀川なら安心して薬研を任せられる。

「どうしたの?寂しそうだけど」
「!」

突如背後に感じた気配に振り返ると、視界の少し上に燭台切の端正な顔があった。
慌てて逃れようとしたが、手首を掴まれて軽く拘束されてしまった。

「ちょっと、近い、です……」
「ん?僕がこれだけ近付いても気付けない程呆けてたのに?」
「う……」

下手をしたら吐息がかかる程の距離に、顔が熱くなる。

「どうしたの?顔、赤いよ?」
「あの、近い、ですから……」
「ふふ、ごめんごめん。可愛い反応するからちょっと苛めたくなっちゃって」

拘束が解けると、一期は慌てて燭台切から距離を取る。

「そんなにすぐ逃げるとこっちも傷つくなぁ」
「す、すみません…!でも、そっちもそっちですよ!」

顔を赤くしたまま怒る一期に、くすくすと燭台切は笑う。

「弟が自分から離れていくのが寂しいの?」
「っ……」

笑みを消してぽつり、と言われた言葉に一期はびくりと反応した。
それは、言われた言葉が図星で、自覚があったから。

「図星みたいだね。でもさ、僕から言うのも何だけど、薬研くんにとって兄は君だけなんだよ?」
「、……」
「君にしか出来ない事もあるんだから」
「……そう、ですね……。ありがとうございます」

頭を下げる一期。
まだ仕事が残っているらしい一期を見送り、その背中を見ながら燭台切はぽつりと呟いた。

「でもさ……、さっき君が言ってた言葉をそのまま君に言うよ。……君は誰に甘えるの?」



一方、薬研と堀川は洗濯物を干していた。
先程の嫉妬の件から、気まずい気持ちを感じている堀川は何も言えず、無言で洗濯物を干していた。

「なぁ国広」
「っ、何……?」
「俺、何かしたか?」

困ったように聞いてくる薬研。
きっと、自分の様子を見てそう思ってしまったのだろう。

「……違う、よ」
「……じゃあ、何かあったのか?」
「……」

俯く堀川に、薬研は洗濯物を干していた手を止めてそっと抱き寄せる。
だが、あくまで視線を合わせようとしない堀川に薬研は溜息を吐いた。
それにビクリと堀川は反応する。

「……怒ってねぇよ。……俺に、話せない内容なのか?」
「……呆れないで聞いてくれる?」
「ああ」
「……嫉妬、したの。……お兄さんに」
「……いち兄に?」
「笑ってる薬研を見て、僕が見る薬研とは違って見えて……」

ぽつぽつと話してくれるが、どんどん言葉尻が小さくなってゆく。

「あんただけにしか貰えないものは沢山貰ってる。……俺の一番は、あんただよ」
「うん……。ごめんね」
「何で謝る」
「だって……勝手に嫉妬して、勝手に一人で自己嫌悪して……」
「でも、言い換えたらそれだけ俺の事を好きって事だろ?」

少し嬉しそうに話す薬研の言葉に、はっと顔を上げる。

「それに、俺もいつもヤキモチ妬いてるからおあいこだ」
「え?」
「あんたの相方だよ」
「兼さん……?」
「いっつもあんたは『兼さん兼さん』ってくっついてるから……、ちょっと、な」

少し恥ずかしそうにぽつり、と話した薬研。

「兼さんとはそんな事ないのに……」
「それを言ったら俺といち兄もそんな事はねぇよ」
「僕たち、同じやきもちだったんだね」
「そうだな」

ふふ、と笑い合う二人。
そのまま軽く唇を重ねる。

「大好きだよ、薬研」
「俺も、好きだ」



恋に、やきもちはちょっとしたスパイスである。
用法と量には、ご用心。



* 終 *




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