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「■ 刀剣乱舞 短編」
▼ 薬堀

【薬堀】すきって言ってよ

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* 今回はがっつり薬研×堀川
* 一応「うららかな陽だまりの中で」の続き
* 残念クオリティ(いつものこと)
* 可愛い感じを目指して大玉砕
* 偽者感がすごい(まだ各々の性格が掴みきれてない)





「……で?」

若干引き攣った声を出すのは、和泉守兼定。
目の前にいる、愛らしい顔の相棒は眉を八の字に下げじっと見上げてくる。
昨日に、思い詰めたような顔で相談を持ちかけられ何事かと思ったら。

(数刻前)

「んで、どうした国広」
「あ、あのね、兼さん……。最近、ドキドキするの」
「は?」

最近堀川が、物憂げにしているのを何度か見かけている。
頬を赤く染めてぼんやりしているのを見て、主が「国広、風邪?」と心配していた程だ。
しかし、ドキドキする、とは。
和泉守は、堀川の額にぺたりと手を当てる。

「風邪じゃねぇな」
「主さんと同じ事言わないでっ」

僕本気で悩んでるのに!と怒る姿は、同じ性別とは思えない程愛らしく映る。
しかし、ドキドキするとなると。
風邪でないとしたら……。いや、まさか……。
和泉守の脳裏に、ひとつの可能性が浮かんだ。

「おい国広」
「?」
「そのドキドキってのは、誰かを見たりしたらなるのか?」
「え……」

一瞬、考えるように視線を彷徨わせた堀川は、更に顔を真っ赤にした。
その様子に、和泉守は自分の中にあった可能性が確信に変わった。

「……国広、そいつの所に行って俺に話した内容喋って来い」
「え!?」
「そうすりゃ解決だ」

もはや投げやりな言葉と声色だが、察して欲しい。
要は、恋煩いだ。
伝えた所で、玉砕するか成就するかは分からないが知った事か。
慌てる堀川を無理矢理部屋から追い出し、和泉守は重いため息を吐いた。


「う~、兼さん酷いよ…」

部屋を追い出された堀川が、恨めし気に呟く。
こっちは本気で悩んでいるのに、最後は呆れた様子で追い出された。

「それに、本人に言え、なんて……言える訳ないよ」
「何がだ?」

突然目の前から聞こえてきた声に、弾かれたように顔を上げる。
そこには本日畑仕事当番だった薬研藤四郎が不思議そうに立っていて、堀川は驚いた。

「や、薬研……!?」
「ん?どうした」
「あの、えっと……。ちょっと話したい事があって……」
「別に構わんが……、もしかして宿題の事か?」
「ん、ちょっと……違う」
「そうか、分かった。ちょっと着替えてくるから先に行ってて貰ってもいいか?」
「うん」

意外とすんなり会話が出来て、堀川は心の中で安堵する。
着替える為に部屋に戻って行った薬研の背中を見送り、ふぅ、と堀川は胸を撫でた。

兼定に指摘された、自分のドキドキの原因である……薬研藤四郎。
この前、額にキスをされてから彼が気になって仕方が無い。
でも、どうして彼は自分にキスをしたんだろう。
彼に、理由を聞こうとしたが『宿題』と言われ軽くかわされてしまったから。

「(わかんないよ、薬研……)」

薬研を待ちながら自室の中で、答えの出ない答えを延々と考える。
でも、キスをされて嫌では無かった。
思い出すと恥ずかしいのだが、嬉しいという気持ちもあるのだ。
恥ずかしいけれど、もっと、して、欲しいと。

「(そうか……。僕は……)」

彼が。薬研藤四郎が。

「(好き……なんだ……)」

まるで、パズルのピースが埋まっていくように心にすとんと落ちてきた答え。
答えを理解し、納得するのはすぐ出来た。
……でも、彼に伝えて何になるんだろう。……断られたら?
答えが出てきてしまってから、急に彼に会うのが怖くなった。
彼を呼んだ事を後悔したが、もう遅い。
どうしよう、と思ったら部屋の襖に小柄な影が映った。

「来たぜ」
「あっ、どうぞ」

部屋に入ってきた薬研をまともに見れず、でも逃げる事も出来ず堀川は俯く。

「んで、話したい事って何だ?相談は俺には向いてないぜ?」
「……あの、ね。……笑わないで聞いて欲しいんだ」

真剣な堀川の様子に、笑っていた薬研は笑みを止め堀川を見つめた。
二人の間に、沈黙が流れる。

「……あの、僕……、君の事が、すき、です」
「…!」

俯いたまま搾り出されるように告げられた言葉に、薬研は驚いたように声を詰まらせた。
堀川の白い手が、痛々しい程強く握られている。
沈黙が、辛い。少しの時間の筈なのに、何時間にも感じられた。

「……俺も、だ」
「……え?」

まさか予想もしていなかった薬研の返答に、堀川は思わず顔を上げる。

「僕の好きは、君の好き、とは違うよ……?」

冷静に言ったつもりが、思った以上に声が震えていて。
きっと、彼の『好き』は仲間としての、親愛の『好き』だから。

「そうなのか?」
「……うん」

そうか、と薬研は堀川の腕を掴んで強引に引き寄せた。
全く予想していなかった薬研の動きに、堀川は驚く間も無かった。

「ん、……!」

また、キスをされている。
しかも、今度は……唇に。

「ん、……、ふ……」

薄く開いていた唇から進入してきた舌に、驚く間も無く絡めとられて。
どこでこんなキスを覚えてきたんだろう、と思う余裕も無かった。
好きな人とのキスが、こんなにも心地いいものだなんて。

「凄い顔してるぜ?」
「ん……ぁ?」
「すげえ色っぽい顔、してる」
「っ……!!」

にやり、と少し意地の悪い笑みで見つめる薬研。

「これでも、俺の『好き』はあんたと違うと?」
「……や、げん……」
「愛してる」

抱きしめてくる薬研に、堀川もそっと抱きしめ返す。
自分よりも小さい体を、嬉しそうに強く、強く抱きしめた。




「しかしこれじゃあもう宿題の答えはいらないな」
「え?」

暫く二人で寄り添ったまま話していると、薬研がぽつりと呟いた。

「あ、そうそう。宿題の答えは結局何だったの?」
「……ん、知りたいのか?」
「うん、それで結構悩んだんだよ?」
「あー、あれは好きって事に気付いて欲しかったから、だよ」
「えっ」
「まぁ、まさかそっちから来るとは思わなかったが」
「うー……」

数刻前の告白を思い出して赤面していると、額と頬に優しく唇が落ちてきた。
薬研から与えられるものが、全て、暖かくて、嬉しい。

「好きだ」
「うん……。もっと、キス、して」
「了解」

堀川からの可愛い願いに、薬研は嬉しそうに笑みを浮かべキスをした。
それからの二人のあまりの仲睦まじい姿に、他の仲間達は笑みを浮かべたり呆れたりする者もいたという。


* 終 *




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