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「■ 刀剣乱舞 短編」
▼ 燭一

【燭一】ファンタジーパロ(盗賊(怪盗)×王子)

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*盗賊(怪盗)な燭台切×王子な一期*




とある、平和な小さな王国で起こった出来事。
色んな国で宝を盗むという盗賊が、この国にある宝を狙っているというのです。

王国の王子である一期は、正義感が強く腕も立つ為自分が何とかして盗賊を捕まえたいと思っていました。
それにはまず、『お城で一番美しい宝』を突き止めなければいけません。

「お城で一番の宝って……やっぱりアレですよね……」

一期は呟き、大広間に出ました。
一期には、その宝物に心当たりがありました。
大広間を抜けた宝物庫には、一期のお母さんが身に付けていた大きな青いダイヤのネックレスが飾ってあります。
一期のお母さんが病気で亡くなってしまった後に、ここに飾られるようになったのです。

「これ、ですよね……」

一期は、その宝石をじっと見つめます。
それを見ていたら、お母さんの姿を思い出してしまいました。

「母様……」

ぽつり、と一期が呟いたと同時に突然背後に人の気配がしました。
一期はびっくりして振り返り、更に驚いてしまいました。

「初めまして、王子様……」

にっこりと、紳士的に挨拶をしてきたのは、一期とさほど歳も身長も変わらないであろう青年でした。
青年は、動きやすそうな衣服を纏い腕まで隠れるマントを羽織っています。
城の人間ではない服装に、一期は反射的に彼が盗賊だと悟りました。
慌てて離れようとしますが、青年に腕を掴まれてしまい動けません。

「宝を……盗りにきたんですね……?アレは……母様の大切な形見なんです。渡しません」

訴えた所で聞いてもらえるかは分かりませんでしたが、一期は目の前の盗賊の青年に言いました。
それを聞いた盗賊はくす、と笑いました。

「……僕の狙いはその宝石ではありませんよ、王子様」
「え……?それじゃあ、一体……」
「……ここまで言って分からないんですか?」
「ぇ……?ぅン……っ……!?」

突如引き寄せられたと思ったら、唇に触れる柔らかい温もり。
キスされてる、と思ったら薄く開いた口内に舌が侵入してきました。
吐息も、全て奪うような口付け。
ゆっくりと互いの口が離れ、一期は顔を真っ赤にして盗賊を睨みます。

「なに……するんだ!!」
「おや、王子様……まさかキスは初めてで?」
「ッ……!!!」

言葉に詰まって更に顔を真っ赤にした一期を見て、盗賊は性質の悪い笑みを浮かべました。
一期の腰に腕を回し、また強引に引き寄せます。
唇が触れるギリギリまで顔が近づき、一期は思わず目をぎゅっと閉じてしまいました。
そんな一期を見た盗賊はクス、と笑い一期の額にキスを落としました。

「今回は大人しく帰るよ。だけど、次会った時には……必ずお宝は頂くね」
「だからっ……!宝って何ですか!」
「それは君で考えて貰わないと面白くないから」

では、とウインクした盗賊は身を翻します。
まるで手品のように一瞬で消えてしまった盗賊に、一期は気が抜けたのかズルズルとその場に座り込みます。
座り込んだ手に、何かが当たりました。
何だろう、と思いソレを見るとトランプのダイアのエース。
無意識のうちにそれを一期は拾っていました。

それから、一期はそのトランプを見ては溜息をつくようになりました。
いつも以上にぼんやりとしている一期。
なにがあったのかとお城の人達も心配していました。
一期の心にあるのは、あの時に出会った盗賊と宝という言葉。
自分の部屋でベッドに横たわり、今日も一期は拾ったトランプをじっと見つめます。
と、テラスから小さな音がしました。
何だろう、と思いテラスへの窓を開くと、そこには一期の心を占めていた盗賊の姿がありました。

「こんばんは、王子様。今日も綺麗だね」

にっこりと笑う盗賊に、一期は胸がドキドキするのを感じました。
盗賊は、一期の手にトランプが握られているのを見て更に嬉しそうな顔をしました。

「持っててくれたんだ」
「ッ……これは……!」

あからさまに動揺する一期に、盗賊は手ごたえを感じていました。

「ねぇ、それで宝が何か分かったの?」

と聞くと一期は俯いてしまいました。

「……っ……た、から……」
「……?何?」
「ッ……!貴方の事で頭がいっぱいになって……、考えられなかったんです……!」

顔を真っ赤にして言う一期。
その言葉に、盗賊は一瞬呆気に取られましたが持ち前のポーカーフェイスは崩しませんでした。

「(ヤバイ…凄く嬉しい)」

予想以上の展開に役得、とそんな事を考えつつも盗賊はニッと笑うと一期の細い腰に腕を回し引き寄せます。
突然の事で大人しく腕に収まった一期の耳元で、盗賊は囁きました。

「……僕が盗みにきた『最高の宝』は……王子様、アナタだ」

どんな宝や宝石よりも美しく、どんな花よりも鮮やかに咲き誇る、この世で一番の宝。
盗賊は、そんな世界で一番の宝物に憧れていました。
それが、恋だという事に気付いたのもすぐでした。
盗賊は、自分が欲しいと思ったものは必ず手に入れるのがポリシーなのです。
耳元で色っぽく囁かれ、一期は顔を真っ赤にしました。
宝の真相と、会話を理解しているのか動揺で瞳が揺れています。
そんな一期の艶やかな唇にキスを落としますが、拒否される事はありませんでした。
調子に乗って更に口付けをすると、一期はそっと目を閉じました。
その行動に、盗賊は確信します。
その確信のままに、お姫様に囁きました。

「ねぇ王子様、僕の名前呼んでよ。……光忠って」
「ぇ……う、うん……。光、忠……」
「最高だね……。じゃあ、僕からも呼んであげる。……一期くん。奪う恋って、あるんだ。だから…、僕に……奪われてよ。攫ってあげるから」

盗賊らしい言葉に、一期は頬を染めたまま小さく頷きます。
それを見た盗賊は、にっこり笑うと一期に口付けました。


とある国の、麗しい王子様の恋物語…。
王子様は、とある盗賊に心を奪われ禁断の恋に落ちました。

お城から忽然と消えてしまったお姫様。
その最高のお宝を手に入れた盗賊。

二人が、どうなったのかは分かりません。
けれど、後に世界を揺るがす程の大盗賊となった彼の横には常に相棒と呼べる人物が寄り添っていたといいます。
その相棒は……、盗賊が世に出なくなるまでずっと傍にいたと後世には伝えられました。

以上が、盗賊と王子様のお話。
それは小さなとある王国の、小さな恋物語。



■ END ■




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