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「■ 刀剣乱舞 短編」
▼ 燭一

【燭一】酒の席での大嵐(燭台切ver)

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雲ひとつない、月明かりの下。
がやがやと、会話が飛び交う本丸の広間。
そこでは、慰安会と称された宴が開かれていた。
宴も暫く経ち、まだ起きていたいと渋る短刀達を寝かしつけ、ここから大人の時間が始まろうとしていた。
……のだが。


「薬研くんはどうして戻ってきたんだい?」

燭台切から言われ、薬研はやれやれといった様子で戻ってきた理由を話した。

「俺がいなくなったら国広が変に質問責めに合うんじゃねぇかと思ってな、迎えに来た」
「や、薬研…!」

薬研の言葉に、顔を赤くするのは恋人関係である堀川だ。
その言葉に、「おぉ~」だの、「ひゅ~」だの、様々な反応が周りから起こる。

「お前の旦那は随分と男前だなぁ、国広?」
「兼さんまで……!!」

だが、薬研の言うようにこの場に残ったら確実にからかわれる。
翌日からかわれる可能性はあるが、酔っ払いにからかわれるよりはマシだ。
手を差し伸べてくれた薬研の手を取り、早々と堀川は宴の場から逃げるように立ち去った。

「ははは、可愛いねぇあの二人」

熱燗を振りながら、ケラケラと笑うのは次郎太刀だ。

「明日からかっちゃ駄目だよ、次郎姐さん」
「え~、いいじゃない~」
「そうだよあるじ~!」
「そうそう、こういう娯楽が無いと楽しくないし~」
「煩いんだよ沖田組!」
「あっはっはっはっは!」

皆いい感じに酒が入っているらしい。
大人のメンバーも増えて来た為、こういう宴会も増えてきた。
毎度毎度、飽きないのかと思われる程の騒ぎっぷりだ。

一期は、周りを見ながら「よく飲むなぁ…」と関心していた。
酒に弱い訳ではないが、周りのペースがあまりにも速い為呑まれそうになるからだ。
……と、そんな時背後から重みを感じた。
というか、背後から抱きつかれた、と言った方が正しいのかもしれない。
一期が振り返ったら、酒の影響か顔を赤くしている燭台切がいた。

「貴方も酔ってるんですか……燭台切さん」

若干呆れた口調で聞くと、燭台切はにへら、と笑った。
更に、ぎゅっと抱き締められ流石に一期は慌てた。

「は、離れて下さいよ……!」
「え、やだ」
「は!?」
「一期くんは僕のモノだって事を周りに主張しておかないとね♪」
「なっ……何言ってるんですか!?」
「おや、お二人は恋人同士なのかい?」
「そうだね♪」
「ちょ、燭台切さん……!!」

驚いた、というような歌仙の言葉に嬉しそうに頷く燭台切。
暴走する燭代切を止められず慌てる一期。

「なんだなんだぁ?どうしたぁ?」
「燭台切殿と一期殿は恋仲らしいぜよ」
「お~、やるなぁ」

やんややんやと騒ぎ始めた周りに、一期は恥ずかしさで顔を上げられなくなってしまった。
逃げたくても、燭台切から抱き締められている為逃げられない。

「え~、じゃあ恋人なら~、あんな事やそんな事もやっちゃった訳~?」

ケラケラと笑いながら煽るように言うのは大和守安定。
顔も赤く、彼もかなり酔っているようだ。

「そうだね。可愛かったよ、一期くんは♪」
「ちょ……!!」

会話がどんどん下品になっていく。流石にこれ以上はまずい。

「燭台切、さん……!」
「ん?」

静止を訴えるように燭台切を呼ぶと、にっこりと綺麗な笑みを返された。
と、いつの間にか背後にいた燭台切が真横に移動している。
くいっと顎を持ち上げられて、まさか……、と思った時にはもう遅かった。

「んぅ……、ん……!!」
「「おおおおおお!?」」

必死に押し退けようとするが、相手の方が力も強く、頭を固定されているので逃げられない。
周りの歓喜の声に、一期は羞恥に顔を今まで無い程顔を真っ赤にしていた。
いつの間にか舌まで入り込み、口内を好き勝手に貪られる。
最後に仕上げと言わんばかりに下唇を舐め取られ、一期にとって何よりも長い時間が終わった。

「な、何するんですか!?」

一期の言葉はもっともである。

「何って……口付けだけど?」
「そういう事を聞いてるんじゃないです!!」

顔を赤くして怒る一期に、燭台切は悲しそうに笑った。

「ごめんね、僕の事……嫌いになった?」
「えっ!?……嫌いになる訳ないじゃないですか……って、話を逸らさないで下さいっ!」

言い合う(というか一方的に一期が怒鳴っている)二人に、ギャラリーは盛り上がる一方である。

「もう…!!燭台切さん!!」
「おっと」

これ以上この場にいたら、もっと酷い事になる。
一期は燭台切の手を引いて、強引に宴会の場を後にした。
「楽しんできてね~」と広間から声がしたが、完全無視。
そのまま燭台切を引っ張って、彼の自室へと連れて行った。

「ああ、もう……!明日皆の顔が見れない……」

頭を抱えて床にへたり込んだ一期。明日どうなるのだろう。考えたくない。
なにより、先程の口付けを思い出してしまって顔が熱い。

「何であんな事したんですか燭台切さ…、ぁ…!?」

突如、燭台切から抱き締められた。
優しく拘束されたまま、燭代切の手が一期の上着の中に入る。
一期の弱い所を知り尽くした手が、柔らかな白い素肌を這う。
思わず漏れた、艶のある声。
恥ずかしくなって、空いた手を振り上げ燭台切の頬を狙った。

ぱしん。

振り上げた一期の手は、止められたのだ。燭台切の手で。
思わず燭台切を見ると、いつも通りの笑みを浮かべていた。

「ちょ、燭台切さん……、まさか、ずっと酔ったフリをしてたんですか!?」
「まぁね。皆相当酔ってたから覚えてる人なんてあまりいないと思うよ?」
「覚えてたらどうするんですか!」
「え?僕としては君が僕のものって認識してもらった方がいいんだけどなぁ」
「じょ、冗談でも止めて下さい!」

恥ずかしいじゃないですか、と頬を染めた潤んだ瞳で言われるものだから。

「燭台切さん……」
「なんだい?」
「何故この流れで服を脱がせてるんですか……!」

燭台切は不意ににっこり笑うと一期を姫抱きにし、布団へと押し倒した。
突然の事で反応出来ない一期を見下ろし、燭台切はとても綺麗な笑みでこう言った。

「え?だって僕、ちょっとは酔ってるからね♪」





そして翌日。

「おはようございます、一期さん」
「あ、おはよう、堀川くん……」

顔を洗いに来た一期は、先客だった堀川と出会った。
堀川は昨日の宴の席での惨劇を知らないので、普通に挨拶できる。

「兼さん達ったら、二日酔いらしいですよ?皆飲みすぎですよねぇ」
「あ、うん……。そうだね」
「……?あの、一期さん。腰でも痛いんですか?」
「!!!」

ちょっと、庇うように歩いてるので……。と聞いてくる堀川。
それの原因を瞬時に思い出した一期は顔を赤くする。

「うん、大丈夫……。ちょっと休めばよくなるから」
「分かりました。もし、酷くなったら言って下さいね?お薬持って来ますから」
「うん、ありがとう」

堀川の純粋な好意が居た堪れない。
軽く会話をし、別れた後一期は燭台切の部屋に戻った。

「おや、もう起きたのかい?」
「……」

にっこりと笑う燭台切に、じとりと恨めし気に見つめる。

「ていうか、動いて大丈夫なの?」

昨日は手加減出来なかったから、という言葉に一期は顔を真っ赤にして持っていた手ぬぐいを燭台切に投げつけた。

「……そう思うのなら、今日一日ちゃんと面倒見て下さいよ」
「勿論だよ」

可愛いお姫様の為だからね。と綺麗な笑みで笑う燭台切に、一期は絶対この人には敵わないんだろうなと思う。
でも、嫌ではない。惚れた方が負けとはよく言ったものである。

抱き締めてきた燭台切に、そっと腕を回し口付けを強請る。
自分の全てを曝け出しても、全てを受け止めてくれる大切な人。
自分より少し大きな彼に抱き締めて貰うのも。
彼から貰う、熱も、口付けも。
全て、貴方のものだから。

「愛してるよ、一期くん」
「私も、です。燭台切さん」


ちなみに、昨日の事を何人かは覚えていたらしくその事で一期が悩まされる事になるのは少し先の話。



* (オチないまま)終 *




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