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「■ 刀剣乱舞 短編」
▼ 燭一

【燭一】きれいなひと

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「うん、報告ありがとう。ゆっくり休んでね、一期」
「はい」

主である審神者の青年に頭を下げる一期。
彼は一番隊の副隊長である。
隊長である一期の弟の薬研藤四郎は、負傷し今手入れを受けている。
一期の報告では敵の攻撃が堀川に集中したらしく、彼を守ろうと薬研が負傷したという。
そこまで強い敵では無かった為、軽傷で済んだのが不幸中の幸いだった。

「無理をさせすぎたかな。ごめんね」
「いいえ……。でも、薬研にとってはいい休息になるかもしれません」
「ああ……。そうだね」
「主様も、お忙しい様ですからゆっくり休んで下さいね」
「うん、ありがとう一期」
「では、失礼します」

主の部屋から出た一期はふぅ、と一息吐く。
空を見上げると、月が明るく一期の姿を照らす。
薬研の見舞いをしようと思ったのだが、堀川が付きっきりだったので邪魔をしては悪いなと思ったのだ。

主の部屋に向かう少し前に、薬研の部屋に向かう最中で手ぬぐいを浸した水の入った小さな桶を持った堀川と鉢合わせをした。

「あっ……一期さん」
「堀川くん?……それ、もしかして薬研に?」
「はいっ。僕のせいで怪我をさせちゃったし……」

大きな瞳が悲しげに揺れるのを見て、堀川は本当に心から薬研を心配してくれているのだと思った。

「そうか……。じゃあ私は主様に報告してくるから、薬研の事をお願いしてもいいかな」
「分かりました」

ありがとうございます、とぺこりと頭を下げ薬研の部屋に向かう堀川を見送る。
少し前に偶然二人が恋愛関係だという事を知ったが、互いに愛し愛され、信頼し合う二人を見て反対する気にはならなかった。
それに、過去の記憶よりも薬研が笑うようになったから。
薬研が幸せなら、自分は祝福すべきだから。

「(ありがとう、堀川くん)」

少し、そんな物思いに駆られたのはきっと月明かりが綺麗だからだろう。
雲ひとつない、下弦の月。
と、そんな時ふわりと嗅ぎ慣れた香りを感じた。

「一期くん」
「燭台切さん」

目の前の渡り廊下の手摺に座っていたのは、一期一振の恋人である燭台切光忠だった。
どうやら彼は風呂上りらしい。濡れて月明かりに艶めく黒髪と、いつもキッチリとした服装とは違うラフな姿。いつもは見えない、露になった首元。
普段とは違う色気に、何故か凄く彼を見るのが恥ずかしくなって一期は視線を彷徨わせた。

「風呂上り、ですか?」
「うん、ちょっと今日は湯の温度が高めだったからね。少し涼もうかと思って。月も綺麗だから」
「そうですね」
「……ねぇ、一期くん」
「は、はい」

何でしょう、と言いかけた時、燭台切は一期の至近距離にいた。
そのまま腰に腕を回され、引き寄せられる。
吐息が触れる程の距離。その、金の瞳から目が逸らせない。

「……どうしたの?さっきから様子がおかしいけど」
「いえ、そんな事、は……」
「顔、赤いよ?…ふふ、もしかして僕に見とれてたとか?」
「っ……!」
「へぇ……そうなんだ。本当に、君は可愛いな……」
「燭台切、さ……っん」

そのまま口付けられ、舌を絡められる。
脳髄まで溶かされそうな口付けに、脳内が霧にかかったようにぼんやりとなった。
性急だが、優しい口付け。
水が絡む音が、静かな月明かりの下に響く。
長い口付けが終わると、二人の間を銀糸が繋いだ。

「ふふ、一期くん……そんな顔、他の人に見せちゃ駄目だよ?」
「……え……?」
「凄く…、綺麗だから」
「っ……、ん……」

再度、重ねられる唇。
彼の口付けは、まるで麻薬のように自分を侵食していく。
甘く、蕩けるように溶かしてくれる。
気付いたら無意識に、燭台切の首に腕を回し口付けに答えていた。

「一期くん……」
「燭台切、さん……。ぁ……」

腕を引かれ、連れ込まれたのは燭台切の部屋。
既に敷かれていた布団の上に横たえられ、ようやく一期は自分の状況を把握した。

「本当に君は……僕を煽るのが上手だよね」
「っ、煽って、なんか……」

布団に仰向けで横たえられ、燭台切に上から圧し掛かられる体勢。
逃れる事を許さない体勢に、ドキリと胸が跳ねた。
この状況が指し示す事は、ひとつだけ。
一期は目を閉じ、愛しい恋人の背に腕を回す。
それは、彼への『肯定』の合図。

「一期くん……。ありがとう……愛してる」
「……私も……愛して、ます……」

そのまま、燭台切は可愛く微笑む恋人の唇に優しく口付けをする。

「もう、離さないよ。愛してる、一期くん」



* 終 *


【どうでもいい後日談】

「おはようございます、一期さん」
「おはよう、堀川くん。昨日は薬研の事、ありがとう」
「いいえ、僕は大した事はやってないから……」
「堀川くんはこのまま……薬研を支えてあげて欲しい。お願いしてもいいかな」
「……!はいっ分かりました!」
「ふふ、ありがとう」
「あ、一期さん。よかったら僕にも朝餉の準備を手伝わせて下さい」
「いいのかい?ありがとう」

⇒嫁ズは仲良し(一緒にいるとほわほわとお花が舞います)



「「……」」(堀川と一期を見つめる薬研と燭台切)
「なぁ燭台切の旦那」
「何だい?」
「ちょっと独占欲が強すぎるんじゃねぇか?いち兄にどんだけ痕付けてんだよ」
「おや、見つけたのかい?出来る限り見えない所に付けたつもりだったんだけど」
「いくつか見えてるっつーんだよ。弟達にはまだそういうのは早いから、自重してくんねぇかな」
「まぁ、子供の教育には良くないだろうねぇ。……善処するよ」
「善処、ねぇ。ああ、そうそう。一兄を泣かせたらいくら旦那でも叩き切るからな」(超絶笑顔)
「(目が本気だ……)……うん、肝に銘じておくよ……」

⇒旦那ズも仲良し(但し兄を泣かせたら問答無用でGo to hell)


* (今度こそ)終 *




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